二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計
資料は「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年度)平均結果の概要」を参考にしました。
下図は、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計(2022年)ですが、上の段が収入、下の段が支出となっています。
支出のうち「非消費支出」は、税金や社会保険料など世帯の自由にならない支出及び借金利子となります。
「消費支出」は、日常の生活を営むに当たり必要な商品やサービスを購入して支払った現金支出及びカード支出等ですが、仕送り金や贈与金等の移転的支出も含まれます。また、商品やサービスの購入と一体となって徴収される消費税、自動車取得税等も消費支出に含まれます。
一般的には、消費支出=支出 と考える方が多いのではないでしょうか。
ということで、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計の消費支出は、1か月平均で約32万円となっています。
我が家も、この結果に近い金額でした。少しほっとしました。
65歳以上の夫婦のみ無職世帯の家計
次に、将来を想定して、65歳以上の夫婦のみ無職世帯の家計も調べてみました。
65歳以上夫婦のみ無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の消費支出は、下図のとおり、1か月平均で約23.7万円となっています。
また、下表のとおり、65歳以上の夫婦のみ無職世帯の世帯主の年齢階級別の消費支出は、65~69歳で280,010円、70~74歳で249,589円、75歳以上で220,810円と、年齢階級が上がるのに反比例して消費支出は下がっていきます。加齢による活動量や消費意欲の減退が影響し、生活資金も減少していくということです。
以上、2022年の家計支出について調べた結果、①二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計の消費支出は、1か月平均で約32万円、②65歳以上夫婦のみ無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の消費支出は、1か月平均で約23.7万円、ただし、加齢により消費支出は減少していくことが分かりました。
過度に老後生活費の蓄えを心配する必要はないと感じています。
昔、「お金で買えない価値がある」とか「Priceless」を掲げたカード会社のテレビCMがありました。よくできたCMで、感動すらしましたが、私も動けるときを大切に、思い出や記憶に残る、Pricelessな経験に投資をしたいと思いました。もちろん無理のない範囲で!!
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