モンベルの「マウンテンクルーザー600」を購入したので、これまで使用してきた「マウンテンクルーザー400」と比較しての感想です。
※左がマウンテンクルーザー600、右が400
結論として、購入を考える場合、初心者の方は、400から始め、トレッキングに慣れて活動範囲を広げていく段階で、600を購入するのがよいと思います。
人それぞれ好みも違うので、店頭で履き比べるのも良いと思いますし、目標とする山があるのであれば、それに見合ったシューズを選ぶことも重要だと思います。
製品は素晴らしいので、その機能を最大限生かすことが、トレッキングをさらに楽しむことにつながると思います。
製品の概要(メーカーHPより)
〇 「マウンテンクルーザー600」
軽量で柔らかく、軽装備のトレッキングから小屋泊登山まで幅広く対応するミドルカットの全天候型ブーツです。アッパーには、ゴアッテックスファブリクスの透湿性を最大限に活かす、耐摩耗性に優れたメッシュを使用。しなやかな高品質スエードレザーで補強しています。https://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=377300
〇 「マウンテンクルーザー400」
軽量でフィット感に優れ、履き心地の良いミドルカットの全天候型シューズです。軽装備のトレッキングや砂地が多い富士登山などに適しています。
アッパーには世界最高レベルの防水透湿性を誇るゴアテックスファブリクスを使用し、メッシュと組み合わせることで優れた透湿性を実現。スエードレザーと樹脂のシートで補強を施し、ガレ場や砂地にも対応する耐久性を備えています。
わかりにくいですが、「マウンテンクルーザー600」の方が若干、上級者向けの仕様のようです。
靴底の硬さ・クッション
マウンテンクルーザー600は、400と比較して、靴底のゴムが固めで、しっかりとしたゴム板のように感じます。足裏への負担が少なく、疲れにくいのではないかと思います。また、上りの岩場などで、つま先だけがかかった状態でも、足裏全体で支えることになるので、力を伝えやすくなるメリットもあると感じました。
一方で、低山などで、比較的に平坦なコースを歩くときは、靴底が柔らかくクッション性の高い400の方が優れていると感じます。
フィット感
マウンテンクルーザー600の方が、しっかりフィットするように感じます。固めでしっかりとサポートされている感じです。400の方がやや柔らかめ、やさしく包まれているような感じです。
靴紐は、マウンテンクルーザー600では、上側の2段が靴紐をフックに引っ掛けるようになっているので、しっかりと力を込めて縛ることができます、また、靴も脱ぎやすいです。400では靴紐を緩めるのが面倒なので、私は、600の方が好みです。
※別途400はBOAフィットシステムもありますが今回は靴紐での比較です。
重量感
マウンテンクルーザー600【重量】500g (25.5cm・片足)
マウンテンクルーザー400【重量】489g (25.5cm・片足)
※どちらもトレールグリッパー、ソール張替え可
重量差以上に、マウンテンクルーザー600の方が重く感じます。おそらく靴底の厚さと硬さが影響していると思います。
まとめ
私の感想ですが、マウンテンクルーザー600は、少しハードなトレッキングに適していると感じました。また400は、ハイキングからトレッキングまで楽しめる初心者向けのシューズだと思います。
今回ご紹介した2種類のトレッキングシューズについては、トレッキング先の地理的な条件や、個々のコンディション、あるいは好みにより選べば良いと思いますが、購入すれば数年は履くことになると思いますので、お店で相談し、試し履きをしてから決めることをお勧めします。
トレッキングを愛する皆さんが、末長く山歩きを続けられることを祈っています。
以上、マウンテンクルーザー600を購入しての感想でした。
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